【そーすい】月100時間をゲームに捧げるSEの青春時代。そして人工衛星の打ち上げ成功。
2016/08/13
紙芝居で人生をたどるシリーズ【1人目】
「ゲームは月100時間はやっています。」そう語るのは、「東京生まれインターネット育ちのSE」こと「そーすい」である。そーすいは、月に100時間のゲームプレイ時間を誇り、特にドラゴンクエスト10(DQX)は累積プレイ時間が4,500時間を超えるという。幼いころからゲームに熱中したことがきっかけでプログラミングの道にも目覚め、中学生のころにガンダム風のブラウザーゲームを自作。ピーク時には300人ほどが登録しており、他ゲーマーとの交流を図るためにオフ会も年に1~2回ほど訪れていたという。本記事では、ゲームを始めた小学生時代から、卒業研究での人工衛星の打ち上げまでの軌跡と、今後の目標についてインタビューした。
ゲーム三昧の小中学生時代
時は昭和。東京に生まれた一人のSE(システムエンジニア)がいる。
彼の名前はそーすい。
小さい頃からゲームに熱中し、ゲーム三昧の毎日を送っていたという。
ゲームを始めたきっかけは、両親がスーパーファミコンを買ってきてくれたことだった。そして始めてのソフトは王道のマリオ。そこからゲームに熱中していき、弟や友人も巻き込み、様々なゲームにチャレンジしていった。
しかし彼が小学生だったある日のこと。
弟が先にゲームをやっていたために、そーすいがテレビゲームをすることができない日があった。そこでそーすいは、ゲームの代わりに当時家にあったWindows95で遊ぶことに。これがきっかけで、ネットゲームに興味を惹かれていく。
そーすい
昭和、東京生まれ。「東京生まれインターネット育ちのSE」と称するシステムエンジニア(SE)兼ゲーマー。ドラゴンクエスト10(DQX)で使用しているキャラクター「ドワーフ」をSNSのアイコンに使用し、その累積プレイ時間は4,500時間を超える。現在も月100時間のペースで様々なゲームをプレイしているという。中学時代に、ゲームに熱中したことがきっかけでプログラミングの道にも目覚め、ガンダム風のブラウザーゲームを自作。ピーク時には300人ほどが登録するほどの規模になったという。中学時代にはロボコン全国大会優勝、高専時代の卒業研究では、人工衛星の打ち上げにも着手した経歴を持つ。
中学生になったそーすいが、マリオの次に夢中になったのがガンダム系のブラウザゲーム。
ネットに可能性を見出し、高専へと進学
そーすいが中学3年の時、「これからはネットだな・・・」と確信し、手に職をつけるために高専へと進学。高専に入ってからはプログラミングのスキルも上がり、さらにブラウザゲームの改造にのめり込んで行った。
しかしゲーム好きのそーすいの生活は、当然ながらゲーム三昧。学校ではDSやPSPが流行っておりマリオカート、ポケモン、モンスターハンターなどありとあらゆるマルチプレイが行われていた。通信ケーブルが不要になった携帯ゲーム機のおかげで授業には身が入らず、成績はいつもワースト四天王。最低限単位だけは取れる程度の勉強しかせず、残りの時間は全てゲームとアニメに回していたという。
そのゲーム好きはエスカレートし、体育の授業中に自転車で抜け出し新作ゲームを買いに行ったこともあったという。そのときのこと思い出し、そーすいは「スリル満点だった」と興奮気味に語る。
そんな楽しい学生生活はあっという間に過ぎ卒業研究の時期がやってきた。
「流石にそろそろ真面目にやらないと卒業出来ないかもな・・・」
楽観主義だったそーすいもさすがに不安になったという。
そこでまず手始めにそーすいは、研究室を選ぶ基準を考えてみることにした。 ひとつは成績優秀な友達が入る所。 もうひとつは面白そうな研究室であること。
いざという時に友達に頼る事で留年のリスクヘッジを行い、かつ面白おかしく残りの学生生活を過ごそうという魂胆である。
人工衛星を飛ばす
1つだけ条件に合致する卒研があった。
人工衛星を作る研究室である。